調査報告:合同会社ソルファコミュニティ
調査実施日時
2024年2月29日(土)14:00〜15:00
調査先情報
名称:合同会社ソルファコミュニティ
住所:〒901-2313 沖縄県中頭郡北中城村熱田277
ホームページ:https://solfa.biz/
調査参加者
中森(龍谷大学)、高畑(琉球大学)、畑中(琉球大学)、大石(龍谷大学)、新川(Colpu)、富野(Colpu)、宮本(Colpu)、坂本(Colpu)
概要
・会社の歴史と創業
2012年設立
就労継続支援A型事業所「TEAM VILLAGE(チーム ビレッジ)」において、自然農法で栽培した農作物を直売いる。2013年には「TEAM VILLAGE」運営のやさい直売所を開設した。身体障害、精神障害、発達障害、知的障害など、様々な障害を抱えている。24歳から70歳と幅は広く、平均年齢は50歳。
・起業の経緯
介護の現場で過酷な状況を経験し、利用者も職員もやりたいことができる会社を作りたかった。
その中で、もともと関心があった農業の仕事は、障害者の特性と親和性があり、やりがいを与えらえると考えた。
自然栽培を選んだのは、化学物質が障害の原因の一つと考え、安全な農作業環境を提供したいと判断した。
・バニラ栽培を始めた経緯
お菓子メーカーからの依頼があった。高付加価値で高収入が見込めるため、障害者の雇用創出につながると考えた。
栽培は容易ではなかった。文献を読み漁り、メキシコ等現地視察にも赴く。バニラ栽培のプロセスで、多様な関係性を構築している。
・事業所の運営上の課題
人材の確保とマネジメント。財務知識も必要になってくる。
・地域との関係
最初は疑わしい視線もあったが、現在は良好である。
・他組織との連携
クラブハリエ、東京農工大
・今後の展望
事業と雇用を拡大し、子どもの貧困問題など社会課題の解決に取り組みたい。
備考
https://solfa.biz