調査報告:NPO法人フローレンス・政策起業家道場
調査実施日時
2024年3月29日 14:00~15:00
調査先情報
名称:NPO法人フローレンス
住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目14番地1 KDX神保町ビル
ホームページ:https://florence.or.jp
調査参加者
櫻井次郎(龍谷大学)
概要
本事業について:
NPO法人フローレンスは病児保育、障碍児保育などで活躍中のNPO、社員850人、事務局だけで200人、テレワークが半分。本体事業を軌道に乗せる過程で政策形成にも貢献しており、これまでの経験で得たノウハウを活かした「政策起業道場」を立ち上げた。今回は、この「道場」の統括責任者にインタビューを行った。担当の米田氏は厚労省に16年間勤務経験。
「政策起業」とは?:一人ひとりが政治や政策を担う主体として参画し、知恵を出し、手を動かして実際に制度づくりや社会のルールに影響を与えていくこと。
設立経緯:現場を知っているNPOが課題解決に向けた政策提案をすることには意義があり、そのスキルを伝えることで多くの「政策起業家」を育成したいと考えた。社会を変えるスピードを上げるには自分たちだけでなく、フローレンスとは関係ない分野でも流れを起こしたい。
協働:現在の2期目はPoliPoliと協働して実施。無償。
活動:道場への参加者が取り組みたい課題、例えば、海のごみ問題、プログラミング教育の導入、性教育の普及などについて、参加者が自ら提案書を作成し、それを全体で検討する。どのレベルの政治家に対して、いつ、どのように提案するか、変えるべきルールについての学習、資料作成や広報の注意点、助成金申請書の書き方などについて教え、一緒に考える。2期目は小泉さんの議連に政策提言など、実践、アクション、実際に動く。
「政策起業家」に求められる必要な知識・スキル・能力とは?:熱意、経営感覚、試行錯誤によって生み出される心の構え、核になる理念、政策制度の知識、リーダーシップ、広告の打ち方や助成金申請書の書き方などのノウハウ、タイミングを逃さない、アンケート・データ分析によるエビデンスの作成・活用、数字の根拠、ロジック、相手が気にしていることをよく知っておく(少子化・・・は議員に刺さる言葉)
備考
フローレンス・政策起業家道場の最新情報は以下のURL参照(2024年5月4日更新)https://florence.or.jp/news/2024/05/post69128/